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泉美木蘭
2021.1.26 21:13

「容態が急変して死亡」、ばかばかしい


「無症状から容態が急変して死亡」って散々脅しているけど
バカなんじゃないのと思います。

ライジングで、「高齢者の肺炎実態と、急変して死ぬ病気」
について書いたので読んでください。

高齢者は肺炎になっても、そもそも体力がないので、
高熱を出したりしないというのは、
多くの人が高齢者と暮らしていた頃は「あるある話」でした。
「無症状」ではなく「自覚症状がない」の間違いでは?
いよいよ死ぬときになって「容態が急変」ということになる
わけでしょう。
認知症が入っていた私の祖母は、
大けがしているのにまったく気が付いていませんでした。
だから肺炎になっても、いよいよぎりぎりの局面まで
自覚しないと思います。

「50代でも、60代でも突然死んでいるじゃないか!」
と言いますか?
これを見てくださいよ。死者の割合、しっかり見てくださいよ。

だいたいコロナでなくたって、
自宅で容態が急変して死ぬこと、いくらでもあります。
うちの父は、「あと10年ぐらいは車に乗るだろう」と、
新しい車を買って、その納車日に自宅で倒れて、
たちまち容態が急変し、血という血を吐いて、
1時間半後には死にました。
すっごい勢いで、「容態が急変して死亡」です。
母親、茫然自失状態だし、
東京に住んでる娘のわたし、連絡受けてから、
新幹線の切符もまだ買えてないし、みたいな。

日本では年間130万人が、いろんな理由で死んでいるんです。
急死する人だっているんですよ。
コロナの死者ばっかり「急変、急変」って報じまくって、
コロナフェチの変態なんじゃないの!?

 

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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